こんにちは隊長です!
今回は
聖書「イエスのたとえ話シリーズ 第2回」です。
今回は「タラントンのたとえ」から学べることについてお話ししたいと思います。
ちなみに「聖書」と聞くと
「もしかして勧誘されてる?」
「なんか怖い」
「難しそう・・」
という方がいますがご安心を。
私は聖書を学ぶことがあっただけの人間です。
クリスチャンでもありませんし、皆さんに「聖書買えよ!」と宣伝するつもりもありません。
あくまでも「面白かったこと」や「この考え方は仕事や人生に活かせそうだな」と思ったことを皆さんに紹介できたらいいなと思っています。
それにイエスのたとえ話は読みやすく、どう理解するかも個人の自由です。
キリスト教徒が多いのもありますが、いろんな読み方ができるのも全世界で大ベストセラーになっている理由の一つだと思います。
では早速見ていきましょう!
どんなお話?

まずはどんなお話か読んでみましょう。
マタイによる福音書25章14節~30節のお話です。
ここで出てくる「タラントン」は貨幣単位です。
一般的に1タラントンは16年分の給料と言われています。
今の時代で給料が月20万だと仮定すると、
20万×12か月×16年=3840万。
1タラントン=4000万くらいになります。
それを踏まえて読んでみましょう。
ちょっと長いですがお付き合いください。
天の国は次のようにたとえられる。ある主人が旅行に出かけるとき、しもべたちを3人呼び、自分の財産を預けた。それぞれの力に応じて、1人には5タラントン、1人には2タラントン、もう1人には1タラントンを預けて旅に出た。早速、5タラントン預かった者は商売をして他に5タラントン、2タラントン預かった者も商売をして他に2タラントン儲けた。1タラントン預かった者は穴を掘って金を隠しておいた。しばらくして主人が帰ってきて、清算を始めた。
まず5タラントン儲けた者が前へでて「ご主人様見てください。5タラントン預かり、他に5タラントン儲けました。」と報告し、次に2タラントン預かった者が前へ出て「ご主人様見てください。2タラントン預かり、他に2タラントン儲けました。」と報告しました。主人は2人に対して「忠実なよいしもべだ。よくやった。お前は少しのものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。私と一緒に喜んでくれ」と言いました。最後に1タラントン預かった者が前に出て「ご主人様は、蒔かないところから刈り取り、散らさないところから集められる厳しい方だと知っていたので、恐ろしくなり地中に隠しておきました。」と答えました。
それに対し主人は「悪いしもべだ。それを知っているならなぜ銀行に預けなかった。利息が貰えただろう。さあ、タラントンを取り上げ、10タラントン持っているものに与えよ。誰でも持っているものはさらに与えられて豊かになるが、持っていないものは持っているものまで取り上げられる。このしもべを外の暗闇に放り出せ。泣いて歯ぎしりするだろう。」
・・・・・・。
・・・・・・。
皆さん読んでみていかがですか?
どんな感想を抱きましたか?
では解説していきます。
解説

最初、私が読んだときに思ったことは
「ひどい主人だな」
「減ってないんだからそんなに怒らなくてもいいじゃん」
「4000万はビビって商売なんて無理」
でした。
ただ、よく読んでみると、主人は
それぞれの力に応じて高額なお金を預けているのです。
1タラントンでも約4000万。
5タラントンのしもべは約2億です。
ここからわかることは、しもべ達への期待と信頼です。
主人がしもべ個々人の才能や能力を把握しており、任せても大丈夫だと思っているのです。
信頼してない人には大金を預けないですよね。
この主人はしもべの才能や能力まで把握していたのかと思うとすごい人ですよね。
更に大金を任せても大丈夫というしもべへの期待。
世の中の名ばかり管理職に聞かせてやりたいです!
また、しもべたちは「主人が蒔かないところから刈り取り、散らさないところから集められる厳しい人」だと理解していました。
お金を稼がないと怒られることを知りながら、消極的な姿勢を取り期待と信頼を裏切った1タラントンのしもべに対し、主人は激怒したのでしょう。
神様から与えられた才能や能力(期待や信頼)を活かす(応える)ことで、何倍にも豊かになるよというお話でした。
私が伝えたいこと

この話から私が伝えたいことは次の2つです。
・誰でも才能や良い所を持っている
・才能や良い所を理解して、子どもや人の為に使おう
です。
「タラントン」はギリシアの貨幣単位であり、才能・芸能・能力などを意味します。
私たちが日常的に使っている「タレント」はこの「タラントン」が起源と言われています。
人間はそれぞれ生まれも育ちも違い、個性も様々です。
一人ひとりに才能や能力や良い所があります。
誰にだって必ずあります。
勉強やスポーツのように気づきやすいものもあれば、人に優しくできるといった、自分では気づきづらいものもあります。
何もないって言う人もいるかもしれませんが、それは自分の才能や良い所にまだ気づいてないだけです。
この仕事をしていると、子どもたちの良いところ、すごいところにたくさん気づきます。
それを本人に伝えること、更に伸ばしてあげるような関わり方をすることが大事です。
自分の良いところやすごいところは自分では気づき辛いですしね。
日本人は謙遜しがちです。
子どもだけでなく職員間、夫婦間、友達間でもその人の良いところは伝えていきたいものですね。
そして、1タラントンのしもべのように失敗を恐れて消極的にならず、自分の強みを模索し、理解し、子どもや他の人のために使ってみませんか?
あなたにしかできないことがきっとあるはずです。
結果を恐れて何もしない人生より、自分の強みをや能力を使ってチャレンジしていく人生の方が楽しいですよ。
ぜひ子どものため、人のため、あなたの力を発揮してください!
ではまた!
コメント