児童虐待とマルトリートメント

全員
スポンサーリンク

こんにちは!隊長です!

今回は虐待とマルトリートメントの違いについてざっくり解説していきます。

最近、ニュースやSNSで児童虐待や保育士の不適切な保育が報道されてますね。
私的には

「児童虐待とマルトリートメントがごちゃ混ぜになってるなぁ」

と思いこの記事を書くことにしました。

今回の記事を読むことで

児童虐待とマルトリートメントについて学べる
・児童虐待とマルトリートメントの違いがわかる
・自分の行動を振り返るきっかけになります

ぜひ、違いを正しく理解して
子どもに対する行動を振り返ってみましょう。

スポンサーリンク

児童虐待とは

「児童虐待」とは、保護者(親権を行う者、未成年後見人その他の者で、児童を現に監護するものをいう。以下同じ。)がその監護する児童(十八歳に満たない者をいう。以下同じ。)について行う次に掲げる行為をいう。

児童虐待防止法第二条

とされています。

次に掲げる行為とは

身体的虐待…殴る、蹴る、叩くなどの暴行を加えること

心理的虐待…子どもに対する暴言、拒絶的な反応、子どもの前での配偶者への暴力(DV)など


性的虐待…子どもにわいせつな行為をすること、またはさせること


ネグレクト
ご飯をあげない、長時間の放置、育児放棄など

です。

要するに法律では

保護者が監護すべき児童に対して、
身体的、心理的、性的虐待やネグレクトをすること


を児童虐待と定義しています。

これらの行為はだいぶ社会に認知されてきましたね。なくなっていってほしいです。

マルトリートメントとは

マルトリートメント(maltreatment)
海外ではチャイルド・マルトリートメントという表現で知られており、
mal(悪い)treatment(扱い)でマルトリートメントと言います。
身体的、心理的、性的虐待、ネグレクトを含みながらも、従来の児童虐待よりも広範囲な意味で使われています。

大人から子どもに対する
不適切な養育・関りを指します

保護者に限定しないところが特徴的ですね。

最近の保育士の虐待行為は定義的にはマルトリートメントと表現するほうが適切だと考えます。
(マスコミ的には”虐待”としたほうが伝わりやすいんでしょうね)

マルトリートメントが子どもに与える悪影響についてはまた次の機会に書きたいと思います。

こんな行為していませんか?

児童虐待は先ほどの4種類が虐待行為に当たりますが、マルトリートメントはどんな行為があるのでしょうか。具体的に見てみましょう。

こんな行動、言葉がけしていませんか?
例をみてみましょう!

脅し
「早くしないと○○するよ」
「○○したら○○させないから」

笑いものにする
「うちの子こんなこともできないの」
「うちの子バカだから」

問い詰め

「何でできないの?」
「何回言えばできるの?」

比較
「本当に3年生?まるで1年生みたい」「弟君のほうがお利口だね!」

諦め、見捨てる
「どうでもいいよ」
「置いてくね、さよなら」

虎の威を借る
「お父さんに怒ってもらうから」
「先生に叱ってもらうから」 

虐待・マルトリートメントをしないためには

体調管理・ストレスをためない

当たりまえのことですが、なかなか難しいですよね。
子育てしてると疲れや忙しさと常に隣り合わせです。
普段はできること、受け流せることもできなくなります。
休める時は休んでリフレッシュしましょう。
一時預かりなど色んなサービスがあるので活用しましょう。

先入観、思い込みをやめましょう

子どもはこうあるべき、この状況ではこうあるべきと思うことをやめましょう。
子どもは多種多様。色んな子がいていいんです。
できることもできないことも人それぞれ。
発達のスピードも違えば好き嫌いも違います。
比較は不要です。
ぜひ子どもの発達について勉強して、
知識をアップデートしていきましょう。

最後に

皆さんいかがでしたか?

まとめると

児童虐待
保護者が監護すべき児童に対して、
身体的、心理的、性的虐待、ネグレクトをすること

マルトリートメント
大人が子どもに対する不適切な養育・関わり

となります。


違いを正しく理解して、
これからの育児に活かしていきましょう!

そして私と同じく子どもと接する仕事をしている人は、
自分が不適切な行為をしていないか振り返り、
学んでいきましょう!

ではまた!

コメント

タイトルとURLをコピーしました