子どもに伝えたい「戦争とは」

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こんにちは隊長です。

もうすぐ8月15日ですね。

何の日かはみなさんご存知ですよね?

そう戦争が終わった日です。(正しくはもうちょっと後ですが・・)

大人は戦争の悲惨さ、平和の大切さを子どもたちに毎年伝えていく義務があると私は思っています。

ただ子どもに伝えるにはまず大人がわかっていないといけません。

そこで、私は池上彰さんの「君と考える戦争のない未来」を読みました。

この本は中学生でも読めるくらい、とてもわかりやすいので気になった方は是非読んでみてください。

今回はこの本から子どもに伝えやすいところを選んで簡単にし、私の考えも含めて書かせて頂きました。

できる方はイラストや地図を見ながら話せるとより良いと思います。

小学生くらいの子どもに話すのを想定してますが、幼児さんには年齢に合わせてかみ砕いて説明してあげるといいですね!

それでは一緒に学んでいきましょう!

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戦争って何?

「戦争ってなーに?」

子どもからこう聞かれたら皆さんはなんと答えますか?

戦争とは
軍隊を使った国同士のケンカ
です。

他にも内戦、紛争など規模や内容の違いはあるけれど、どれにも共通するのは暴力です。

戦争は暴力で人がお互いを傷つけ合ったり、殺し合ったりする、とても悲惨なものです。

戦争には、
「市民や降伏した人をむやみに攻撃しない」
「捕まえた人を虐待しない」
「戦線布告をする」
などできるだけ、お互いの犠牲者を少なくするようにいくつかの国際的ルールもあります。

しかし、強制力はなく、うまく言い訳をして、ルールが守られないことも多いのです。

そうすると、軍の人はもちろん、子ども、お年寄りなど多くの市民も犠牲になります。

これまで多くの人間が犠牲になってきました。

人はそんな戦争をなぜ何度も起こすのでしょうか。

なぜ戦争は起きる?

なぜ人間は多くの犠牲者がでるのを知っていて、戦争をするのでしょうか。

そもそも人間がシカやイノシシなどを捕まえていた時代には戦争なんてなかったはずです。

その日暮らしで精一杯だったはずです。

それから人間は土地を耕し、穀物や野菜を育てることを覚えました。

そうすると、天気、地域によって収穫高が左右されるようになり貧富の格差が発生し、争いの火種が生まれるようになったのです。

そこからかなりの時が経ちますが、戦争をする理由は昔から変わってないように思えます。

私が思うには、
戦争をする理由は大きく分けて3つです。

それは、欲望、恐怖、怒りです。

例えば、

欲望
「お金持ちになりたい」
「もっと豊かになりたい」
「国を大きくしたい」

→他人や他の国から奪ってしまえ!
 奴隷に働かせたり、植民地を作ろう!

恐怖
「隣の国や大国に攻められらたらどうしよう」

→先に攻めてしまおう!
 領土を拡大して(奪って)力をつけよう!

怒り
「虐げられている」
「植民地にされて許せない」

→やられたらやりかえせ!
 独立のため、自由のため、正義のために戦おう!

といった具合です。

戦争は人の欲望・恐怖・怒りなどの考えや行動により引き起こされるのです。

日本の場合は?

戦争と聞くと、世界のどこかで起きていて、日本は関係ないと思っている人もいることでしょう。

そんな日本も大昔から戦争をしてきました。

古いものだと鎌倉時代の「元寇」も戦争にあたるでしょう。

日本がよく戦争をするようになったのは明治以降です。

朝鮮半島をめぐる勢力争いのため清(中国)、ロシアと戦争をしました。

日本はこの戦争に勝利しました。

その勢いのまま第一次世界大戦にも参加し、戦勝国になりました。

日本は連戦連勝で調子に乗ってしまったのです。

「もっと領土を広げたい」
「豊かになりたい」
と朝鮮半島、中国に侵略を行いました。

その結果、中国と戦争に発展します。

日本は侵略の中で虐殺や無差別攻撃等もしています。

このような背景があるから今もなお中国や韓国が日本を敵視するのです。

その間ヨーロッパでは第二次世界大戦が起こります。

日本はドイツ、イタリアと同盟を組みつつ、東南アジアに領土を拡大しようと進軍します。

これが引き金となってアメリカと太平洋戦争に発展し、沖縄では地上戦が行われ、広島、長崎には原子爆弾が投下されました。

日本はそこでようやく降伏しました。

日本の犠牲者は310万人。

アジアでの総犠牲者数は1000万人以上と言われています。

ちなみに第二次世界大戦の総犠牲者数でいえば6000万人以上になります。

日本の人口の半分が犠牲になったと思えばどれくらい悲惨かわかりますね。

悲惨な戦争をしたことで、日本だけでなく色んな国の人間が、相手に対して敵意や複雑な思いを持っている人が生まれました。

そういう人がいるのは当たり前であり、知っておくべきことでしょう。

戦争をなくすには?

まずは歴史を知り学ぶこと。

戦争体験者の方は高齢化してきています。

いかに「戦争はとても悲惨なもの」と風化させないで後世に伝えていくか。

まずは私たち大人が学ぶことから始めましょう。

そして子どもたちに伝えていきましょう。

また歴史を学ぶ中で、次世代を担う子どもたちにいろんな人・国があることを知り、いろんな考えを持っているのだと知ってほしいですね。

「私たちが頑張ったところで・・・」と思っている方もいるかもしれません。

私たち一人ひとりの行動は
「微力ではあるが無力ではない」のです。

まずは目の前の子どもたち一人ひとりに戦争の悲惨さ、平和の大切さを伝えていきましょう。

以上です。ではまた!

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