子どもを注意するときに意識すべきこと

指導員向け
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こんにちは、隊長です!

今回は子どもを注意・お話をするときに私が意識しているポイントを紹介します。

何も考えずにただ注意するのと、紹介することを意識して注意するのとでは大きな差があります。

ぜひポイントを意識してスキルアップをしていってもらえたら嬉しいです。

「自分ならいつもこうしてる」
と想像・比較しながら読むと効果的だと思います。ぜひ最初に自分のいつもの行動を思い出してから読んでくださいね。

・・・・・・・。

・・・・・・・。

思い出せましたか?

では見ていきましょう!

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結論

意識すべきポイントは

・深呼吸

・場所

・姿勢

・時間

です。オマケとして番外編もつけていますので良ければ読んでくれると嬉しいです。

ちなみに前提としてある程度落ち着いて話せる状況で、1対1もしくは1対少人数の場合の話です。
生死にかかわるような状況や事故やケガなどのトラブルにつながりそうなとき、
1対大人数のときはまた違うスキルが必要になるので今回は除きます。

深呼吸

現場に出くわしたら深呼吸してください。
まずは自分が冷静になりましょう。
子どもにとって良い注意ができるか否かは

最初が肝心です。

菩薩ような方以外、注意するときはイラっとしたシチュエーションも多いと思います。
感情に任せると自分のイライラをぶつけたり、一方的になったり、言葉遣いが悪くなったり、と良くない注意になります。
後でもっと
「こう言えばよかった」
「子どもにも何か言い分があったのかも・・」
と後悔することが多くなるでしょう。

大事なことなのでもう一度言います。

最初に深呼吸してから
対応に入りましょう。

場所

次は場所選びです。

皆さんが注意するいつもの場所は、子どもにとって集中して話ができる場所でしょうか?

周りに色々なおもちゃ、掲示物、時計といったものが子どもの目に入っていませんか?
また、すぐ近くで友達が遊んでいませんか?


子どもは話をされている最中も色々なものを見ています。特に低学年はまだ集中力も長続きしません。話をしてる最中でもあっち見たり、こっち見たり、自分の体の一部を触ったり、モジモジしたり・・。
近くで友達が遊んでいると
「恥ずかしい」
「見られたくない」
といった気持ちにもなるし、周りの友達が話を割って入ってきたり、なんてこともあります。そのような状況では子どもも集中して話を聞くことができません。
そんな状況で
「どこ見てるの!」
「ちゃんと話を聞きなさい!」
と怒ることはやめましょう。
その場所を選んだあなたにも責任があります。

事前に施設の中で落ち着いて話ができそうな場所を何か複数箇所考えておくといいですよ。
1箇所だと何かあったときに
「使えない、どうしよう」「どこにしよう」と焦ってしまうからです。せっかく深呼吸したのにもったいないですよ。

姿勢

場所も決められたら次は大人の姿勢です。

いつもどんな姿勢で子どもに注意してますか?

小さい子に上から注意してませんか?腕を組んだり、腰に手を当てて話してませんか?
子どもの真正面に立ってませんか?

こういった姿勢で職員が注意すると「怖い」と感じ何も話せなくなる子もいます。
たまに恐怖で子どもの行動を修正しようとする方がいますが、それでいいのでしょうか。

注意の本質は「イケナイこと、ダメなことの理由を理解して守ってもらうこと」ではありませんか?

「怒られたくないからやめる」ではイケナイこと、ダメなことの理由を理解しないままになってしまいます。ぜひ注意の本質を理解して、職務に励んでほしいなと思います。

子どもと話す場合には、目線を同じにする(大人はしゃがむ)、手は威圧的でなく自然に、自分は子どもの斜め前あたりに位置し、体は開き気味がいいですよ。要は子どもの逃げ道を防がないということです。

時間

皆さんまじめな方が多いので、あれもこれも話したくなる・子どもにわかってほしいという気持ちは痛いほどわかります。
でも長いと子どもは集中力が持ちません。
その上、話の最中に違うことを考えたり、違うものに意識が行ったりし、終いには何で注意されているのかわからなくなります。

長くても5分、短かければ短いほど良しです。「わかりやすく、短く」を意識してください。

番外編

別の話を持ち出さない
よくやってしまいがちなことですが、注意している最中に、別の注意するべき件を思い出して、それも話してしまうことが見受けられます。
私もやったことがあります。あれもこれも注意したくなるんですよね。
でもこれをすると話が長くなるばかりではなく、「何のことで注意されていて、何に気を付けないといけないのか」が子どもはわからなくなります。

「ながら注意」はNG!
これもよくあることで、例えば廊下を走っている子どもに対し、自分が何かしながら「危ないから廊下は走らない」と横から声をかけたとしましょう。きっと子どもの多くは「はーい」といいながら走り去るでしょう。
これを私は「ながら注意」と呼んでいます。やめさせたい行為なのであれば、自分も止まり、子どもも止まらせ「なぜイケナイのか」を理解できるようしっかり話してください。

タイミングを逃さない
注意のタイミングは、何か事が起きた時にすぐしましょう。
後で注意しても、
「なんの話?」「そんなことしてないよ」
と忘れてたり、はぐらかしたりします。
例外を除き、タイミングを逃してはいけません。例外とは大泣きしたり、パニックに陥っていたりする時など「今話しても理解してもらえないな」と判断されるケースです。そういう時は、本人が落ち着いてから話すようにしましょう。

最後に

何か注意をする、話をするときは深呼吸をして、場所・姿勢・時間を意識しながら話すようにしましょう。

ここをクリアすることで、
本題の「注意される行為の理由を聞く→してはいけない理由を話し→今後どうすべきかを一緒に考える」が、
子どもに入りすくなります。「おもしろそうだった」といった興味本位な理由もあれば、友達関係・家庭の事情等複雑な理由もあります。千差万別です。子ども一人ひとりの状況や性格によって変わってくるので、ここでは「こうです!」と言えないのです。スミマセン・・。この本題は経験を積んだり、勉強したりすることでうまく話せるようになっていきます。数をこなしましょう!

以上です!ぜひ番外編も併せて取り組んでみてください!参考になったら嬉しいです!

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